人生を創る5つのポイント

(実践心理プロット心理学5つのポイント)

人生は、「あなた」が創りだしている。

人生は、あなたの物事の見方と解釈によって選択した行動に基づいて創られているストーリー。
プロット(筋)を、主人公であるあなたが展開していくストーリーです。
また、自分であること、人は皆、生まれてから死ぬ。という、変えることのできない縦糸(宿命)と、
何を選択するか?によって、自由に選択できる横糸(運命)で構成されています。
だから、今の自分を変えたいなら、自由に選択できる横糸の部分、選択肢を変えること。
一見すると、どうにもならないと思えるようなことも、視点を増やし、多面的に見て、解釈を変え、
選択肢が他にもあることに気付き、選択を変えて行動を変えることで、新たな展開、人生を創ることができるのです。

その1「事実」と「主観」を分ける

たとえば、です。ここに一組の男女の写真があります。事実は、『ウェディングドレスを着た女性と、男性が映っている』一枚の写真。それに個人的な主観が入ってくると、『幸せそうなカップル』に見える。『いいなぁ、うらやましい』、『幸せを分けてもらった気がする』…などと、人それぞれ、思うこと、感じることがあります。でも、実際のところ、この男女が、実際に、本当に『幸せ』かどうか?『カップル』かどうか? 写真から『事実』は分かりません。もしかしたら、写真のモデルとして、好きでもない相手と、カップル役を演じている赤の他人。かもしれないし、心は冷めているけど、人前だから幸せそうに演じている仮面カップル。かも、しれない。その事実はどこにも書いていません。人はそうやって、自分が見たこと、『事実』に、自分の『主観』を入れて、自分なりの解釈、判断をして、物事を判断し、感情を感じているのです。そして、それ自体を、いいとか悪いとか判断するのではなく、事実を事実と認識する。主観を主観と認識する。事実と主観を切り分けることが大事なのです。

その2「ものの見方を変える、視点を増やす」

『事実』に『主観』を切り分けたら、今度は、『事実』をどう見るか?どんな視点でどう見るか? 解釈するか? を再度選択します。ここに、カップの写真がありますが、カップを見る視点を、カップの取っ手が右に見えたり、左に見えたり、長方形に見えたりするように、事実をどんな視点で捉えるか? それによって見方も解釈も、まるで別なものを見ているかのように、違ってきます。そして、様々な角度で物事を見て、自分が最もいいなと思う視点、ものの見方で物事を見る、そして解釈し、その上で、どれを選択するか? 主体的に選択することで、新たな人生ストーリーを創ることができるのです。だから、人生は、自分しだいで、いかようにも変えていくことができるし、あなた自身が、物事をどう見るか? どんな世界に生きたいのか? どんな人生にしたいのか? によって、見方を増やす、見方を変えていけばいいのです。

その3「行動する。実践する。」

「この世界は、肉体を持ち、実際に行動し、体験すること」が、メインテーマです。だから、ものの見方を変えたからといって、何もしなければ、何も変わりません。変わるとは、行動ができ、それによって展開が変わること。行動が伴わず、学問として、知識を頭に入れただけでは、まったく意味がありません。それをいかにして実践的に使うか?それをもとに、変化、成長することができるか? を、自ら考え行動できるようになること。人生とは、行動し、体験し、感じることそのもの、なのです。

その4「調整し、実現に近づける」

うまくいっていないところは変える。実際に行動していく中で、様々な不具合や、うまくいかないことがあれば、再度、主観と事実を分けて、ものの見方、別の視点で事実を客観的に分析し、再度、選択する。そして行動を変えて、リトライする。そして、うまくいっていることは、できるだけ変えずに、うまくいっていないところだけを変えていきます。また、こうなったらいいなと思う未来をイメージして、そのときやっていることを、当たり前化する、習慣化してしまうことで、気付いたらそうなっていた。という状況を作り出していき、人生を望む状態へと調整しながら近づけていくのです。そしてまた、人生はこの繰り返しなのです。

その5「人生の主役は、あなた」

ワンピースの主人公は、ルフィーというキャラクターだから生まれるストーリーです。でも、もし、ワンピースの主人公が、『サザエさん』だったら…?もしも、ドラえもんの主人公が、のび太ではなく、ジャイアンだったら…?まったく別なストーリー展開になっていくでしょう。そう、ストーリーとは、主人公のキャラクターなしでは存在しない物語なのです。つまり、人生とは、あなたなしでは存在しない物語であり、あなただから描ける人生があるのです。だから、あなたは、あなた自身を活かしたストーリー、あなたにしか創れない人生を創ればいいのです。そのためには、主人公である自分を愛し、肯定し、受け入れ、良さを見い出し、魅力を引き出し、あなた自身が、自分を個性を活かす方向で、人生を創り上げていけばいいのです。だから、自分そのものは変える必要がなく、何かを足したり、もっと〇〇する必要もないのです。だから、かりに、今の人生を変えたいなら、変えるのは、あなた自身ではなく、主観、モノの見方、捉え方、そして行動、調整。それだけ、なのです。